辻やもり先生による夫婦の未来をめぐるタイムリープサスペンス開幕!!
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©️辻やもり/芳文社
あらすじ
感情を表に出さない夫・未来は、明るく無邪気な妻・めぐると幸せに暮らしていた。だが、未来は妻にも秘密にしている、感情の起伏によって【過去に戻ってしまう病】を抱えていた。そんなある日、未来のもとに不審な電話が…。そして3日後、妻が死亡したことを知らされる。感情が爆発して過去に戻った未来は、妻を救うために行動するが…。夫婦の未来をめぐるタイムリープサスペンス開幕!!
登場人物
襷 未来(たすき みらい)
主人公。父からの遺伝で「過去に戻る病」を抱えている男。感情の起伏が発症のスイッチとなってしまうため、幼い頃から感情を表に出さないよう心掛けており、他人と関わらない孤独な生活が続いていた。
現在はデザイナー兼イラストレーター。カフェでの作業中、当時アルバイトとして働いていためぐると知り合う。いつしかかけがえのない存在となった彼女と結婚。自らを犠牲にしてでもめぐるを救いたいと思うほどに愛情深い。
襷 めぐる(たすき めぐる)
未来の妻。出版社の編集部で働いている。未来とは対照的に、ドジなところはあるが明るく無邪気で外交的。ずっと孤独に生きてきた未来に初めて寄り添った人物であり、現在は未来と相思相愛である。
最近、誰かに見られている気がして……⁉
干支 ゆりか(えと ゆりか)
めぐるの同僚。凛とした頼りがいのある友人でめぐるの良き相談相手。未来に対して最初は値踏みするような目で見ている。
四季村 隆道(しきむら たかみち)
めぐるの先輩社員で営業担当。めぐるにほのかな片想いをしており、未来に対して複雑な心境。
見どころポイント
1.「呪いのような病気」
未来とめぐるは結婚して4年ーーー。未来は今年29歳になる年でめぐるは5歳年上の女性だが、いつも無邪気で明るい性格で未来とは正反対。未来は彼女の存在にたくさん救われてきたが、そんな彼女に対しても言えない「秘密」がある。
誰に言っても信じてもらえない「呪いのような病気」。主に感情の過度な起伏をキッカケに動悸が起き、最終的にこの病気が「発症」する。この発症を抑えるために未来は大量の薬を服用している。
2.不穏な電話
未来は現在デザイナー兼イラストレーターとして自宅で仕事をしている。その仕事中に携帯に非通知設定で電話が掛かってくる。仕事に繋がるかもしれないと電話に出てみると……。
「ころすよ」
と、不穏な一言をつぶやいて電話は切れてしまった……。
3.病気について
その夜、食事をしているとめぐるから相談があると話をされる。
「私そろそろ子供が欲しいなと思って…」
期待した答えを待っているような表情のめぐるだが未来は、
「俺は今のままでも十分幸せだから子供は別に…」
その答えに一瞬ショックな表情をするが、すぐに「そっか」といつも通りの無邪気で明るいめぐるに戻る。未来もめぐると子供のいる家庭も想像したこともあるが未来の「病気」がそれを邪魔する。
最悪なことにこの「病気」は未来がそうだったように子供に遺伝してしまうのだ。
4.事件の発生、そして未来の決意
子供のことを相談された3日後に事件が発生する。
めぐるが遺体となって発見されたのだった。
警察からめぐるが死んだことを聞いた未来。事件は自殺と事故の両面で捜査をしているらしく警察の捜査によると職場の外階段の4階相当の高さから落下したとのこと。
未来は現実感がまるでないため不思議と心が落ち着いて、感情の起伏もなく動悸が起きることはなかった……。彼女の遺体を見るまでは。
めぐるの遺体を見たショックで動悸が起こりはじめ、病気が発症してしまう。意識が朦朧とする中で未来は決意する。
「必ずキミを助けるから!」
徐々に意識が戻り始めると目の前には一緒に食事をしているめぐるの姿が……。
未来はめぐるの姿を見て涙ながらに改めて決意する。
感情の起伏により「過去に戻るこの病気で必ず救うと」
感想&レビュー評価
感想
今回はサスペンス作品が読んでみたいと思い、芳文社から出ている「めぐる未来」を手に取りました。5巻完結と短めの作品なので1巻を読み終えた後、結末が気になりすぎて最後まで一気に読んでしまいました(笑)
タイムリープを題材に扱う作品の完結は必ず賛否が別れますが、この結末は今まで見たことない感じでしたので読み終えた後の満足感と読了感は充実したものがありました♪
絵も見やすく、場面によってはゾクっとさせられるような迫力もありました。
「過去に戻る病気の原理」や「未来とめぐるの出会い」、「優しいめぐるがなぜ殺されるのか」、「犯人は一体誰なのか、動機は何なのか」そして「二人の運命はどうなるのか」見どころがたくさんありますのでオススメしたい作品の一つになりました( ^ω^ ) 他の方の読者レビューも下記に載せておりますのでご参考までに。
「めぐる未来」読者レビュー
作品レビュー評価
めぐる未来(4.4)
読者レビューコメント
(5.0)
過去に戻ってやり直すというよくある設定なのですが、過去に戻れるという能力が病気として扱われており、他の作品のように、主人公に有用な特殊能力としては扱われていないところが目新しいところだと思います。 よくある話と言われればそうなのですが、第一巻の時点では、次を読んでみたいと思わせます。(5.0)
忌み嫌う能力が最愛の人と自分の人生と心を救うとは。
続きが気になって。。
真犯人は?
引き込まれるストーリー展開に続巻購入します。(5.0)
普段あんまり読まないジャンルなんだけど、一巻無料で読んだら引き込まれて一気に読み切ってしまいました。面白かったです!
「めぐる未来」はどこで読める?
©️辻やもり/芳文社
今回ご紹介した『めぐる未来』は国内最大級の電子書籍サイト『コミックシーモア』で読むことができます。
無料で試し読みもできるので、気になった方はぜひご覧ください。
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