【ネタバレあり】おすすめ漫画『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~1』感想&レビュー評価

少女・女性

容姿も能力も平凡、公爵家の“出来損ない”の少女が、政略結婚の嫁ぎ先で見つけた暖かな“居場所”…。

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無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~1

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著者:あーもんど・あんべよしろう・えとうヨナ/アース・スター エンターテイメント

目次

作品紹介
登場人物
作品の見どころ
感想&レビュー評価
『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』はどこで読める?

作品紹介

容姿も能力も平凡、公爵家の“出来損ない”の少女が、政略結婚の嫁ぎ先で見つけた暖かな“居場所”…。

優秀なサンチェス公爵家には二人の姉妹がいた。姉のフローラは才色兼備な聖女候補。妹のカロリーナは地味で才能もない落ちこぼれ……そんなカロリーナのもとに隣国との関係調整のため第二皇子との縁談が舞い込む。

ただし皇子は、野蛮で残酷無比と噂の人物。「私でも役に立てるなら」と政略結婚を受け入れるカロリーナだったが、嫁いでみると人生が一変。噂に反して紳士的な皇子や皇后に正当に評価され、自分を認められるように!?

登場人物

カロリーナ・サンチェス
セレスティア王国唯一の公爵家であるサンチェス家の次女。代々優秀な人材を輩出してきたサンチェス家で唯一の出来損ないと陰で囁かれている。己に自信のモテない彼女だったが、政略結婚で大国のマルコシアス帝国のエドワード皇子のもとに嫁ぐことで彼女の人生は一変する。

エドワード・ルビー・マルティネス
大陸の大半を治める大国マルコシアス帝国の第二皇子。「烈火の不死鳥団」を率いて武勲を次々に挙げる武人。戦好きで残虐非道と噂されるが実際は紳士的で慈悲深く優しい性格の人物。

テオドール・ガルシア
エドワード皇子の補佐役で子爵家の次男。天才的な魔法技術と騎士団を支える頭脳を持つ優秀な人物。エドワードの幼馴染でもあり、皇子である彼に強い態度に出ることもある。

レイモンド・サンチェス
セレスティア王国の宰相でサンチェス公爵家の当主。多忙で忙しいカロリーナと普段会話は少なく、愛されていないと彼女は思っていたが実際は娘を愛し、政略結婚で娘を出すことを悔やむ父親であった。

フローラ・サンチェス
セレスティア王国・次期聖女の有力候補であるサンチェス公爵家の長女。カロリーナ誕生直後に母親が亡くなったせいか妹を僧悪している。

作品の見どころ

セレスティア王国のパーティー会場。ダンスの途中で倒れて顔を怪我してしまった女性がいました。その女性の怪我を魔法で治療してくれたのはサンチェス家の長女フローラでした。

フローラ・サンチェス
セレスティア王国唯一の公爵家の長女。聖魔法に優れており聖女試験を合格して「聖女」の称号を与えられるだろうといわれている。

カロリーナ・サンチェス
フローラの妹。完璧な姉とは逆に「サンチェス家の出来損ない」と呼ばれている。

彼女はパーティー会場の端にいると装飾のない地味なドレスを着ているなどと嫌味を言われます。そこへ私の妹をいじめないでくれるとフローラが現れます。カロリーナを助けてその場の騒ぎを収めると「さすがフローラ様」と妹を助けた美しい姉と皆思うのでした。

しかし裏ではフローラはカロリーナのことを嫌っており地味なドレスも公衆の面前で恥をかかせるためにフローラが用意したものでした。

一緒の馬車で帰る道中もフローラから嫌味を言われ特にカロリーナが気にしている容姿のことを言ってくるのでした。父親(レイモンド)とフローラは白銀色の髪で母親(カレン)は黒髪なのだがカロリーナは灰色の髪で目の色も血のように真っ赤な色をしておりサンチェス家の異物と罵られます。

そしてカロリーナが生まれてくるときに亡くなってしまった母親(カレン)のことも言ってきます。出来損ないの自分は生まれてこなければよかったのかなと落ち込むカロリーナでした。

家に着くと父親に呼ばれます。そこには父と一緒にネイサン・フィリップス国王陛下がいたのでした。父は公爵家当主兼この国の宰相で国王陛下は父の上司になります。国王陛下がいた理由は緊急かつ秘密裏の要件がありそれをカロリーナに頼みたいということでした。

その内容はマルコシアス帝国の第二皇子エドワード皇子と至急結婚してほしいというものでした。マルコシアス帝国の現帝王の妹君にセレスティア王国の人間が無礼を働いてしまいトラブルが起きたとのこと。マルコシアス帝国は大陸の半分を占める大国で魔法技術、高度な文明、巨大な軍事力を持っている。本来なら制裁を受けるべきだが許す条件としてエドワード皇子の婚約者となる女性を差し出せと言ってきたのでした。

エドワード・ルビー・マルティネス
「烈火の不死鳥」団の団長兼創設者。古くからある騎士団を押しのけ瞬く間に武勲を立てた。とても残虐らしく女子供ですら切り捨てる冷酷さと戦好きの黒の英雄として語られている。

皇子の婚約者になる女性は身分の高い者を選ばないといけないが国王陛下の娘は他国の皇子と婚約済み、フローラも聖女として国の益となる。そこで選ばれたのがカロリーナでした。カロリーナには断る選択肢はなく受け入れるしかありませんでした。

国王陛下は去り際に宰相のレイモンドに友人として助言するのでした。「今日くらいは素直になった方がいい」と。国王陛下が去ると肌寒さからくしゃみをするとその格好では冷えるだろうと着ていたマントを掛けてくれるのでした。

宰相と当主を兼任する父は国王の右腕、その忙しさから実はあまり話したことがないカロリーナ。父からエドワード皇子との結婚後悔していないか?と聞いてきます。後悔しているなら国王陛下を説得して白紙の戻すと言います。家と国の利益を第一に考える父がそんなことを言うことに驚きます。父もマルコシアス王国の要求は断れないのは知っているが、こんな形で我が子を他国に嫁がせるなんで生贄ではないかと感情的になります。

サンチェス家の落ちこぼれである自分にはこれくらいしかできませんとカロリーナが父に言うと一体誰がそんなことを言ったと怒りだします。

カロリーナは亡くなったカレンから授かった「かけがえのない私たちの大切な娘だ」と言ってくれます。

母・カレンの命と引き換えに生まれてきた自分は愛されていないと思っていたが本当は愛されていたと知ってカロリーナは涙が溢れるのでした。しかしそんな父でも今回はどうすることもできないと分かっているカロリーナは結婚することを決意するのでした。

そんな彼女の愛らしい容姿、他人のことを優先して考えてしまう姿にカレンの生写しだ言ってくれます。その言葉にこの家の一員だと認めてもらえた気がするカロリーナでした。

マルコシアス帝国に嫁ぎにいく前に父と一緒にカレンのお墓に挨拶に行きます。「頑張るので見ていてください」と報告するとビュウッと風が吹いてカロリーナを応援しているようでした。

感想&レビュー評価

自分が生まれてきたのと引き換えに母のカレンが命を落としてしまったことに負い目を感じ、姉からも嫌がらせを受けていたカロリーナ、精神的にかなり辛かったと思います。父のレイモンドからも恨まれていると思っていましたが本音を聞けて本当によかったと思います。(もっと早く言ってあげてほしかったですね)

1巻の中盤ではマルコシアス帝国のエドワード皇子に嫁ぎに行きます。不器用ですが噂されている残虐さはなくむしろ誠実で礼儀正しく部下からも慕われています。カロリーナにも優しく親切に接してくれ賊に襲われた時も体を張って助けてくれます。そんな二人の初々しく心の距離が近づいていく感じはドキドキしました。

カロリーナの真っ直ぐな心と芯の強さにマルコシアス帝国も温かく彼女を迎えてくれ、カロリーナも心地良さを感じます。そんな彼女ですが1巻最後では何者からか命を狙われてしまいます。

彼女の命を狙った犯人とその目的は?その他にもカロリーナの魔法の秘密や魔物の目撃情報が減った謎など今後どういう展開になっていくのか楽しみな作品でした。

作品レビュー評価

無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~ (3.8)

今後の展開が楽しみ! 
追放ものですが、今後の展開がとても楽しみで、早く続きがでないか待ち遠しいです。主人公には幸せになってほしいです。

幸せになって欲しい
あの性根が腐ってる姉、どっかでボロださないかな〜。しかし嫁いだ先の皇子も上の兄と比較されてたようで、ヒロインのことを不器用ながらも、受け止めてくれそうで良かったです。嫁いでよかったね。

ワクワクしますね 
読んでいくうちに、結構ハマりますね ありがちなパターンと思いきや、ワクワクしながら あっという間に読んでしまいました 早く次巻が出ますように

神の愛し子 
えーーー! めっちゃおもろいやん! というのが正直な感想です。 タイトル見ただけやと、もっとコミカルで軽く読めちゃう楽しい系を勝手に想像していて。軽く楽しもうとか思ってたのに。 綺麗な絵も好みで、政略結婚やのに主人公たちの愛も少しずつ丁寧に育まれていっていて、ヒーローの両親陛下もお兄様めちゃめちゃ素敵で良い人たちで、その設定も最高です。なので一気に読んじゃいました。 次々登場する悪役には辟易するけど、物語のスパイスには必要ですよね… まさかの初夜で王子様がああ言うとは思わんかったしめちゃめちゃヒロインに同情…やけどそれも彼のヒロインに対する誠実な心の表れなんですよねきっと。早くそこんとこしっかり回収?挽回?して欲しいです。うやむやのまま話がどんどん進んでっちゃってるー!続き早く読みたいーーー!

コミックシーモア引用



『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』はどこで読める?

今回ご紹介した『無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~』はアース・スターエンターテイメントより発売しており、現在5巻までコミックが配信されております。各電子書籍サイトで無料試し読みができますので気になった方はぜひチェックしてみてください。※実施しているキャンペーンや作品内容などは予告なく変更もしくは終了する場合があります。詳細については各サイトをご確認ください。(2024年9月掲載時点)

無自覚聖女は今日も無意識に力を垂れ流す ~公爵家の落ちこぼれ令嬢、嫁ぎ先で幸せを掴み取る~5

著者:あーもんど・あんべよしろう・えとうヨナ/アース・スター エンターテイメント

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