『最後に、貴方達をブッ飛ばしてもよろしいですか?』
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著者:ほおのきソラ・鳳ナナ/アルファポリス
目次
・感想&レビュー評価
・『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』は何巻まで出てる?
・作品紹介
・登場人物
・『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか1』のネタバレ
感想&レビュー評価
今まで読んできた令嬢系の作品とは違い、相手に仕返しをする時に直接相手を殴りボコボコにするのは新鮮でした。スカーレットが殴った後、めちゃくちゃスッキリした表情なのがこちらまでスッキリさせてくれるので爽快でした🎉キャラのセリフのチョイスや表情も個人的にクスッとさせてくれるポイントが多くあって面白いです!特にスカーレットの行動に対する兄レイモンドのリアクションとか好きでしたね😊
物語も後半から奴隷など徐々に重い展開になってきたり、加護や魔法といった能力なども出てきてファンタジー要素もありなので続きを読むのがかなり楽しみな作品です👍あとはなんといても絵のキレイさが特長なので人におすすめしたくなる作品ですのでぜひチェックしてみてほしいです✨
作品レビュー評価
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか (4.6)
▼スカッとした〜!
皆さまムカつく悪役殴り飛ばしたい気持ちになったことありませんか!?!?このヒロインが悪い奴らを””拳””で成敗してくれます。ざまぁ系も面白いけど拳で解決するのも最高だなと!! あとヒロインが長い間婚約者のいじめに耐えられていたのは…「こんなやついつでもころせるわぁ」と内心思ってたからでしょうね。
▼面白いです!
毎巻本当におもしろく、絵も綺麗なのはもちろん、ストーリーが面白い。令嬢もののご都合主義な展開もなく、登場人物、背景全てに繋がりがあり何度読んでも楽しめます。 スカッとした。の決め台詞に共感できる作品です。
▼なんという展開
そちらの作品に関しましてはと言いましたらですと、どういったストーリーになっておられるのかを説明させていただきましょう。 王子から好きな女ができたという理由で婚約破棄されて悲しんだと思いきやその女を殴り会場の驚かせた女性を描いた作品です。 想定外の展開に大興奮です。
コミックシーモア引用
『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』は何巻まで出てる?
今回ご紹介した『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』はアルファポリスより発売しており現在9巻まで配信中です✨無料で試し読みもできますので気になった方はぜひ読んでみてください👍※実施しているキャンペーンや作品内容などは予告なく変更もしくは終了する場合があります。詳細については各サイトをご確認ください。(2024年10月掲載時点)
作品紹介
舞踏会の最中に、第二王子カイルからいきなり婚約破棄を告げられたスカーレット。さらには、あらぬ罪を着せられて〝悪役令嬢〟呼ばわりされ、大勢の貴族達から糾弾される羽目に。今までずっと我慢してきたけれど、おバカなカイルに付き合うのは、もう限界! アタマに来たスカーレットは、あるお願いを口にする。――『最後に、貴方達をブッ飛ばしてもよろしいですか?』
登場人物
スカーレット
冷たくも美しい容姿から「氷の薔薇」と称される公爵令嬢。幼い頃はあまりにも暴力的だったため「狂犬姫」と呼ばれていた。第二王子カイルの婚約者だったが、舞踏会の最中に婚約破棄される。
ジュリアス
スカーレットの兄でジュリアスの腹心の部下。胃薬をいつも持ち歩いている。
ナナカ
獣人族の諜報員。
シグルド
騎士団長の息子。
テレネッツア
スカーレットの婚約者だった第二王子カイルをそそのかし婚約破棄させた張本人。
ゴドウィン
パリスタン王国の宰相。
『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか1』のネタバレ
第1話ネタバレ
パリスタン王国王都グランヒルデ王立貴族学院に通っているスカーレット。スカーレットは婚約者であるパリスタン王国第二王子カイルが主催する舞踏会に参加します。
舞踏会ではカイルが突然自分の婚約者を紹介すると言い出しますが紹介されたのはスカーレットではなくテレネッツァ・ホプキンス男爵令嬢を紹介したのでした。そしてスカーレットとは婚約破棄を宣言します。
カイルはスカーレットがテレネッツァに陰湿な嫌がらせをしたと言ってきます。しかしスカーレットは身に覚えがありませんでしたが婚約破棄を受け入れます。そしてこの場を去る前に「最後に一つだけお願いしてもよろしいでしょうか?」と言い我慢することをやめます。
スカーレットは左拳を握りしめテレネッツァの左頬に思いっきりパンチをして吹っ飛ばします!!どうしようもないほど腹が立っていたスカーレットは舞踏会に集まった第二王子派の取り巻きや悪徳貴族たちにも今まで理不尽を強いられて耐え続けてきたこともあり、全員をぶっ飛ばしてしまうのでした。
ボコボコに人を殴っているスカーレットを見ていた人が彼女の二つ名を思い出します。
「狂犬姫」と…。
第2話ネタバレ
時は遡りスカーレットと幼少期の話になります。スカーレットは子供の頃から人を殴るのが好きな女の子でした。兄であるレオナルドにも返り血を浴びながら満面の笑みを浮かべている姿を見られています。
ある日、夜会に参加したスカーレットは一人の男の子に付き纏われることになります。その男の子がカイルでスカーレットの婚約者だと紹介されます。カイルはスカーレットにしつこく付き纏い嫌がらせなどをしてきますが王家との婚約なのでスカーレットは辛くても耐え続けます。
カイルの嫌がらせは学院に入ってからも続きます。スカーレットは学院では特別科のクラスで授業を受けており文武両道で「氷の薔薇」と言われてみんなの憧れでした。一方のカイルは取り巻きとつるんでばかりで一般科に落とされていました。
ある日、不機嫌だったカイルはスカーレットに八つ当たりをしますが怒りがおさまらずスカーレットの銀髪を無理やり切ろうとしてきます。我慢の限界に来ていたスカーレットでしたが突然声をかけてくる男がいました。
第3話ネタバレ
声を掛けてきたのはパリスタン王国第一王子のジュリアスでした。(ジュリアスはカイルの兄です)弟が迷惑をかけたと謝るジュリアス。ジュリアスは日常的にスカーレットに嫌がらせをしていたのかとカイルに問いますが全部スカーレットが悪いとデマカセを言って側近のシグルドと一緒に立ち去っていくのでした。
(※シグルドは剣の腕に長けた騎士見習い。スカーレットはカイルとなぜつるんでいるのか不思議に思っている。)
パリスタン王国には二人の王子がいて第一王子のジュリアスが時期国王になる予定でしたが不正を決して許さないジュリアスの姿勢に一部の悪徳貴族たちは自分たちの利益が脅かされると感じたらしく、愚かな第二王子のカイルを祭り上げようとしていたのです。
学院でも毎日派閥争いがあるらしく関わりたくないと思っていたスカーレットですがジュリアスはスカーレットに興味を持ち始めます。悪い予感はすぐに当たり学院の試験で一位の座を独り占めしていたスカーレットでしたがジュリアスに奪われてしまったのです。
スカーレットは悔しさのあまり家の壁にヒビが入るくらい殴り続けて悔しがります。ジュリアスは一位を取るのは案外チョロいなとスカーレットを挑発します。努力の末、次の試験では一位を取り戻すスカーレットでしたが、ジュリアスが手を抜いていたという噂もありすっきりしません。
スカーレットは最近カイルが絡んでこなくなったと感じます。ジュリアスがちょっかいを掛けてきたのはカイルから遠ざけてくれるためだったのかと思いますがジュリアスはスカーレットのことを観察しがいのある「面白い珍獣」と言って手作りの珍獣ノートを笑顔で見せてくるのでした。その日から二人の王子をぶん殴ることがスカーレットの夢となったのです。
そして時は舞踏会に戻ります。カイルを追い詰めていたスカーレットはカイルにパンチをして殴り飛ばしてしまいます。舞踏会場にはジュリアスとレオナルドも到着しており、ことの経緯を聞きますがスカーレットは端的に「ムカついたので全員ぶん殴りました」と言い、そのまま気を失ってしまうのでした。
第4話ネタバレ
スカーレットが気を失ったのはクロノワの加護の力を使い過ぎてしまったからでした。屋敷のベッドで目を覚ましたスカーレットでしたが目の前にはナイフを握りしめたメイドがいました。
スカーレットは咄嗟に左パンチを繰り出してメイドを殴り壁にめり込ませてしまいます。その音に兄のレオナルドとジュリアスがやってきます。
ジュリアスから正式にカイルとの婚約を破棄したと報告を受けるスカーレット。第二王子派には奴隷の不法所持や人身売買などの容疑があり今回の騒動を機に取り締まることになったのでした。
そしてジュリアスは第二王子派をまとめていた宰相のゴドウィン・ベネ・カーマインをなんとしても処罰しようと考えおりレオナルドもそれを手伝っているのでした。
スカーレットは襲ってきたメイドを物置部屋に拘束しており話を聞くことにします。
第5話ネタバレ
スカーレットを襲ってきたのはナナカというメイドは三ヶ月前にメイド協会から派遣されてきたのですが仕事は丁寧で周りのメイドたちからも信頼をされていました。
ナナカを拘束している物置部屋の扉を開けるスカーレットですが目の前にいたのは黒い狼姿をした獣人族のナナカでした。(獣人族は狼の姿に変身する能力を持っている亜人種のこと。メイドの格好をしていましたがナナカは男の子でした。)
ナナカには絶対服従を強いる奴隷の紋が刻まれていました。スカーレットはクロノワの加護「遡行の力」で奴隷紋がなかった身体の状態に戻すことによってナナカの奴隷紋を消すのでした。(舞踏会で気を失ったのはクロノワの加護「加速」を使ったせいだったのです)
クロノワの加護にも色々と制約があり生命力を消費するので使いすぎると死んでしまうのでした。
奴隷紋を消した代わりにスカーレット暗殺を依頼した人物をナナカに聞き出します。その人物はやはりこの国の宰相ゴドウィン・ベネ・カーマインでした。
第6話ネタバレ
ナナカは諜報活動が目的で潜入していたのですが今回の舞踏会の騒動でスカーレットがゴドウィンの息子のハイネを殴ったから暗殺命令が出たのでした。(スカーレットは誰がハイネだった気づいていませんでした)
ゴドウィンは狡猾な男であらゆる貴族の家にナナカのような奴隷を諜報員として潜入させて弱みを握り自分の思い通りになる人間を増やしていたのです。スカーレットはムカついたのでゴドウィンが捕まる前にボコボコに殴ろうと決めます。
ゴドウィンは自分好みの奴隷を買うために王都のどこかで行われるオークションに現れるらしく、ゴドウィンと繋がりのある奴隷商を探すために王都グランヒルデの貧民街に向かいますがジュリアスも話を聞いており三人で訪れます。
貧民街を歩いていると悪漢に絡まれてしまいますがスカーレットがボコボコにします。ボコボコにした一人から仲介人のジャンクという人物の情報を手に入れることができ、その人物がいるという酒場に三人で向かうのでした。
最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか2に続く…。
ーーー最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか1・完ーーー
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