【ネタバレあり】おすすめ漫画『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 3』感想&レビュー評価

少女・女性

ジーンがなぜ「人喰い伯爵」と呼ばれるようになったのか、その理由を知ることになる。

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身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 3

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著者:椎名さえら・一花夜・一ノ瀬かおる/KADOKAWA

目次

作品紹介
登場人物
3巻の注目ポイント
感想&レビュー評価
『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』は何巻まで出てるのか?

作品紹介

子爵令嬢・クラリスは、ファーレンハイトの宝石とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられて生きてきた。戦果の褒賞として「人喰い辺境伯」との異名を持つ、ジークフリート・グーテンベルクに姉の身代わりとして嫁いだクラリスだったが、彼の魅力に惹かれていく。それでも自分が「身代わりの花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、ジーンへ心を預けられないままだった……。そんなある日、王都に呼び出されたクラリスは生家のファーレンハイト家の歪みに直面。これまで知らなかった事実を知り打ちのめされるが、そこでもジーンはクラリスのすべてを受け止める。「クラリスが身代わりでない」理由を知りたいと望みながらも、クラリスたちはそれぞれ別の道で帰途につく。その道程で、ジーンを恨む隣国の貴族に襲われたクラリスは、ジーンがなぜ「人喰い伯爵」と呼ばれるようになったのか、その理由を知ることになる。ジーンの気高い覚悟を理解したクラリスは――。不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せな結婚を掴む、王道ラブファンタジー第3巻!

登場人物

クラリス・ファーレンハイト
菫色の瞳と艶やかな栗色の髪を持つ、ファーレンハイト子爵家の次女。姉や父から虐げられる不遇の日々を送っていた。しかし姉の身代わりとしてジーンに嫁ぎ、彼と穏やかな日々を過ごしているうち、本来の輝きを取り戻し始める。十九歳。

ジークフリート・グーテンベルグ
大柄で無表情な、金色の瞳を持つ辺境伯。武勇に優れており、若くして隣国との闘いで目覚ましい戦果をあげる。その褒賞として”ファーレンハイトの宝石”を所望する…。愛称はジーン。二十八歳。

マチルダ・ファーレンハイト
クラリスの姉。「ファーレンハイトの宝石」と称される美貌の持ち主。表では淑やかに見せているが、家ではクラリスを虐げる二面性を持つ。

メアリー
クラリス専属としてファーレンハイト家からグーテンベルグ家に入ったメイド。クラリスを誰より大切に思っている。大人しそうに見えるが、護身術を嗜んでいる猛者である。二十三歳。

シド・ハンゼン
ジーンの乳兄弟として育った、ハンゼン子爵家の三男。おしゃべりなため軽く見られがちだが、反面ジーンの腹心としての冷静な判断力を持つ。メアリーに興味がある様子……?

ファーレンハイト子爵
ファーレンハイト家の当主。クラリスを無視してマチルダだけを可愛がっている…?

ファーレンハイト子爵夫人
マチルダとクラリスの母。クラリスのことを気にかけず、夫の言うとおりに行動する…?

3巻の注目ポイント

クラリスとジーンの関係性

ファーレンハイト家への帰省の後、帰路の馬車の中で倒れてしまうクラリス。辺境伯への館へ戻ることをやめ、一旦王都に引き返して休むことにします。熱が出てしまい過労が原因と診断されます。ジーンもゆっくり休めと優しく声を掛けてくれます。そしてクラリスの熱った頬と唇にに軽く触れるのでした。クラリスは家族との問題のことだけが熱が出た原因ではなく、馬車の中でジーンとの口づけで熱が出たしまったのではと思い返すのでした。

熱が出て倒れてしまったことを謝るクラリスに「気にすることはない、クラリス以上に大事なものはない」と出会った当初よりもストレートに優しい言葉を掛けてくれるジーン。そんなジーンに顔が赤くなり恥ずかしがるクラリスでした。

酒場での急病人

辺境伯の館へ帰る道中の宿場で休むことにするクラリスとメイドのメアリー、そしてシド。(ジーンは会議があるためひと足先に出発しています)

翌朝、酒場で原因不明の急病人が大量に発生していると騒ぎになり、流行病ではないかと噂が広がります。庶民のための酒場に貴族であるクラリスが足を踏み入れるのは良くないと言われますが、クラリスはできることがあるなら手助けをしたいと思いメアリー、シドと一緒に原因を調査し始めます。

病人が大量に発生した原因は調理場の不衛生にありました。調理場の奥には簡易のお手洗いがあったり、食べ終わったお皿や食べ残しなどが放置されていました。食材は新鮮なものを使用していても不衛生な環境から食品に菌が移り病人が出てしまったのです。

クラリスは薬草の知識を活かして薬を煎じてみんなに飲ませることにします。その効果があらわれて病人の症状は回復していきます。ジーンは領主として不衛生な環境を改善するための政策を行なっていましたが、この村はジーンの領地内でも端の方だったため、まだ政策が行き届いていなかったのでした。いずれは環境も整って改善されていくと思われます。

村人たちからも感謝されて名前を教えてくれと言われ、辺境伯ジーンの婚約者だと正体を明かします。村人たちはジーンが領地をおさめるようになって良い方向に変わっていたと慕われていたのでした。

しかし、そんな辺境伯の婚約者であるクラリスを睨みつける姿がありました。

人喰い辺境伯と呼ばれる理由

薬草を煎じるために近くの林で薬草を摘みに出かけるクラリスたち。そこへ一人の男が村から急いだ様子で走ってきました。酒場で村の人が倒れて死にそうとのこと、症状から対処法を知っているだろうと騎士のシドを呼びにきたのでした。怪しがりながらもしかたなく村に戻るシドをその男が背後から襲おうとします…。

その頃、少し離れた場所で薬草を摘んでいたクラリスにも謎の男たちが声を掛けてきます。彼らは戦争で負けた隣国の人間で辺境伯のジーンに対して恨みを持っていました。

ジーンは戦争で隣国のいわば食糧庫と言える広大な穀物畑に火をつけて燃やしたのでした。畑が燃えてしまっては冬が越せずに国の人間全員が餓死をしてしまう恐れがあり人間のやることではないと恨んでいました。そして、その常軌を逸した作戦に兵士たちの士気も下がってしまい戦争で敗北をしてしまったのでした。

これが人喰い辺境伯と呼ばれる理由だったのです。

ジーンを信じるクラリス

クラリスたちを襲ったのは戦争で敗れた隣国の貴族たちでした。
人々の生活を守ることに強い責任と使命感を持っているジーンが国が違くても志が変わるはずがなく、そんなことをするはずがないと信じるクラリス。畑に火をつけたのも何か理由があるはずだと言います。

その時一瞬の隙をついてジーンが現れクラリスを助け出します。クラリスを襲ったことに相手がビクつくほど怒りの表情のジーン。すぐに部下の騎士たちも駆けつけ隣国の貴族たちを制圧するのでした。
ジーンたちは村で流行病が出たかもしれないという報告を受けて、クラリスたちが滞在している可能性もあると考え駆けつけてくれたのでした。

貴族たちはジーンを目の前にして恨みをぶつけます。ここでジーンが畑の火をつけた理由が判明します。
ジーンは焼畑の農法を用いて土地を活性化させようとしていたのでした。成功すれば一層の収穫が期待でき終戦後にもできるだけ活かせるようにと考えていたのでした。

またジーンたちは隣国のため食糧支援をする用意しており和平交渉には農地再生の支援も入れていたのでした。

事件は一件落着しますがクラリスは自分の迂闊な行動がみんなを巻き込んでしまいジーンの婚約者としてふさわしい行動ができなかったと落ち込みます。しかし、そんな行動を「俺は惚れ直した」と言って周りの目も気にせずジーンはクラリスを抱きしめるのでした。

クラリスを選んだ理由

ジーンは目の前の人に一生懸命に尽くすクラリスの姿を見て婚約者に選んだのでした。一年前に開かれた王宮での夜会で初めてクラリスを見たジーン。王命で夜会に参加していたジーンはすぐに領地に戻る予定だったので2階から夜会を眺めていました。

1階のフロアでは使用人の一人が体調を悪そうにしておりプレートで運んでいたグラスを落としてしまい上司からはすぐに片付けろと注意されます。誰も使用人を手伝うことはせず、それを見ていたジーンはこういう場は好きになれないと不快な気持ちになり去ろうとしますが、使用人に声をかける一人の女性がいました。

それがクラリスだったのでした…。そしてジーンが初めてクラリスを見たときでした。

感想&レビュー評価

3巻ではクラリスが薬草の知識を活かして村人を救ったり、ジーンがなぜ「人喰い辺境伯」と呼ばれているのか理由が判明しましたね。それとジーンがクラリスに対しての愛情表現がどんどんストレートになってきたのもドキドキしながら読んでました!!あとはメアリーとシドの関係性も少し変化が出てきたので今後の二人にも注目です。

作品レビュー評価

『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 』(4.5)

ジーン様最高! 
クラリスの性格の良さ、強さ、賢さ、美しさ、とても好感が持てますし、本当に幸せになって欲しい!と応援できます!そして、何よりジーン様!強く、聡明、行動力もあり、優しく、イケメン!クラリスを100%認め理解に努め、全身全霊で支えての溺愛!文句のつけようがありません!最高の旦那様です。2人が徐々に心を通わせ、クラリスが自分を卑下しなくなって行けるのが嬉しい。あたたかな雰囲気をまとうカップルです!

2人はとっても素敵! 
クラリスは賢いし優しいし何と言っても辺境伯カッコイイ!!勉強もしているし身体が大きいだけでなく、心も素敵です。先を見越して働くのは、辺境伯としても良いね。 とっても素敵です!!先生の絵もきれいで優しい。何があっても2人は大丈夫と思えます。 まだ何か問題が起こりそうですが、これからが楽しみです。 もう少し溺愛も見てみたい!2人の子供も楽しみです。

ストーリーがしっかりしてて主人公も好き 
サクッと3巻読んでしまいました。 続きが早く読みたいです。 クラリスが知性・教養・品のある女性で好きです。心の葛藤シーンも応援したくなります! 辺境伯も賢く優しく寄り添ってくれるところが最高に好きです。推せる素敵な2人を見届けたいです。 メイドさんたちのやりとりもクスッと笑えて楽しく読めました。

コミックシーモアより引用

『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』は何巻まで出てるのか?

今回ご紹介した『身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される』はKADOKAWAより発売しており現在3巻まで配信中でまだまだ今後の展開が楽しみな作品です。無料で試し読みもできますので気になった方がぜひチェックしてみてください。

身代わりの花嫁は、不器用な辺境伯に溺愛される 1

無料試し読み
著者:椎名さえら・一花夜・一ノ瀬かおる/KADOKAWA

▼1巻目と2巻目の感想&レビューはこちら

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